フリクションはインクが消えるボールペン

フリクションは、パイロットの販売する累計30億本を売り上げた画期的なボールペンです。どこが画期的かというと、専用の消しゴムで擦れば書いた物が消えてしまうという不思議なアイテムだからです。これでうっかり書き間違いをしても、修正液なしですぐに修正することができます。ただし消えたとはいっても、あくまでも一時的にみえなくなっただけなのでその点は注意が必要です。

フリクションのインクは60度の熱で透明になるように設定されているので、実際には消えていないというのが正しいでしょう。その証拠に、消した後で冷やせば書いた物が元通りに復元されます。復元したい場合は、氷点下20度の温度にしばらく置いておく必要があります。こうして高温と低温によって消えたり現れたりするのが、フリクションのインクの特徴です。

通常フリクションで書いた文字は付属の専用消しゴムで消しますが、同じくらいの温度が出せる物であれば他の道具でも消すことはできます。たとえば、アイロンやドライヤーを紙に当てて消してしまうことも理屈的にはできるわけです。消したい範囲が広く、面倒な時はこの方法で消すというのもいいでしょう。そして素早く復元したい場合は、氷点下20度に設定した冷凍庫にしばらくいれておけば、元通りに文字を読み取れるようになります。

残念ながら、この読み取り不可能になる機能のおかげでフリクションは公文書や重要書類には使えないという規制がかけられています。でも、秘密の手紙をやり取りしたり個人的な楽しみのために使うにはもってこいの商品といえるでしょう。フリクションのことならこちら

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